昨年急騰の仮想通貨Vergeについてまとめてみた
どうもこんにちは。なみ(@namicoin)です。
今回は匿名通貨 Verge についてです。2017年、驚きの価格高騰を見せた Verge に今年も注目です!
Verge
Verge (ヴァージ、バージ) は Tor と i2P というシステムを採用する匿名通貨です。
2017年の Verge の価格は最高でなんと年初の13818倍です。2017年1月に1万円分の Verge をもっていれば、およそ1億4千万円、億り人になれていました。すごすぎ……
通貨単位は XVG で、発行上限枚数は16,555,000,000 XVG です。
Verge は非中央集権化されたアルトコインで、開発も特定の企業によって行われていません。匿名通貨であり、プライバシーを重視する人向きです。またトランザクションの承認も速いです。Verge の匿名性とはいったいどんなものなのでしょうか。
Verge の匿名性
匿名通貨とは文字通り匿名で取引できる通貨です。日本で有名な匿名通貨としては Coincheck に上場している DASH (DASH)、Monero (XMR)、Zcash (ZEC) などがありますが、Verge は日本の取引所では扱われていないので、まだ馴染みのない方も多いのではないでしょうか。Twitterでは実はけっこう有名なんです。
人には秘密があります。秘密にしていることというのはは誰かに知られたくないことです。ビットコインの取引はすべて公開されています。すべて公開されているからこそ、改ざんされることがないわけですが、お金のやり取りが誰にでも見られてしまう状況はあまり気持ちよくありません。匿名通貨のトランザクションでは、コインが誰から誰に送られたのかがわからないようになっています。そして Verge の匿名性には上述した通り二つのシステムが採用されています。ここは少し難しいお話なので読み飛ばしていただいて大丈夫です。
Tor
Tor (トーア) は匿名通信システムのひとつ。ふつう、インターネットに接続したりデータの送受信を行うとアクセス元としてIPアドレスが残ります。匿名掲示板で有名な2ちゃんねるに投稿しても、やっぱりIPアドレスが残るので、犯罪予告などを投稿すると警察にIPアドレスを追跡されて捕まってしまいます。Verge の採用する Tor はIPアドレスを知られることなくデータを送受信することのできる通信システムです。Tor によって Verge のトランザクション経路は完全に匿名化され、追跡することはできません。
i2P
Verge の採用するもう一つの匿名システムが i2P (アイツーピー) です。i2P はトランザクションの端点を暗号化します。簡単に言うと、取引のスタートとゴールである誰から誰にデータが送信されたかがわからなくなるということです。データの送信元と送信先のIPアドレスは完全に匿名化され、プライバシーは完全に守られます。
Verge は以上二つの匿名システムを組み合わせて採用することによって高い匿名性を実現しています。
レイス・プロトコル
レイス・プロトコル (Wraith Protocol) はとってもシンプルな機能ですが、これによって Verge のトランザクションはさらに豊かになります。Verge の目玉アップデートであるレイス・プロトコルとは、簡単に言うと匿名性を利用するかしないかを選択できる機能です。匿名スイッチとでもいったところですかね。ウォレット上でレイス・プロトコルのON/OFFを選択するだけで、用途に合わせて取引を匿名で行うか公開で行うのかを選ぶことができます。Verge はこの匿名性の選択機能によって、プライバシーを重視しつつより自由なトランザクションを実現します。
2018年1月1日についにレイス・プロトコルが実装されました。残念ながらわたしは Verge を送れるような仮想通貨友だちがいないので実践できていませんが、今後にさらに期待できる好材料だったと思います。
バージリスク
Verge はただの気難しい匿名通貨ではありません。匿名性、プライバシー、そんな堅苦しさを忘れさせる公認のマスコットキャラクターが存在します。その名もバージリスクちゃん!Twitterではかわいい(?)見た目とは裏腹に過激な発言を見られます。わたしは過激発言だったりブラックジョークだったりが大好物なのでバージリスクちゃんもだいすきです。あと占いが得意らしく、Twitterでリプライを送ると占ってくれます。さらになんとLINEスタンプも販売中!これは買うしか……
どこで買えるの?
Verge は日本の取引所では取り扱っていません。Verge を買うには海外の取引所に登録する必要があります。おすすめは手数料の安い Binance です。
登録後、BTC を Binance に送金し、BTC 建てで XVG を購入しましょう。Binance のくわしい登録方法や取引方法は後日別記事にてまとめます。
おわりに
いかがだったでしょうか。個人的に2018年は匿名通貨が来ると思っています。もちろんこれはあくまで現時点での考えで、価格変動も激しく、いつなにがおこるかわからない仮想通貨の世界では柔軟な考えが必要です。2017年に大幅高騰を見せた Verge ですが、まだまだ単価も安く特に期待しているコインの一つです。ここからあと4倍くらいにはなるんじゃないかと思っています。2018年も楽しみバジ~